Delirium Veil
TWILIGHTNING
私が本作を購入しようと思ったのは、HEAVY METAL SYNDICATEで強力にプッシュされており、流れていた曲も良いなぁ〜って思ったからでした。 で、購入していざ聴いてみると、、、アレ…。 ぶっちゃげ、最初は全然魅力を感じませんでした。 ま、#1 "Gone To The Wall" と #2 "At The Forge" はちょこっと良いかなぁくらいなもんで。 しかし、聴き込むほどにその良さに気が付いたのです! 今考えてみると、なんで最初に全然魅力を感じなかったのに当時の私は聴き込んだんだろうと(笑)。 何故に最初魅力を感じなかったのか、それは、疾走度の低さ、キーボードの使い方に古さを感じたこと等が挙げられると思います。 ともあれ、現在ではとてもフェイヴァリットなアルバム、バンドです!! 疾走はしていなくても曲はとても良いですし(そもそもこのアルバムを聴いていると何が疾走していて何が疾走していないか分からなくなります(笑))、キーボードの使い方にしてもこれはこれで魅力を感じます。 私の中でのキーボードの役割りは、ピロピロ弾きまくることが最大にして唯一ってな感じでしたが、そういった概念を打ち崩してくれた気がします(勿論本作の中でもキーボードがピロピロ弾きまくってる場面もありますが)。 曲は本当に粒揃いで、どの曲もみんなかなり魅力的なのですが、上記の2曲、#1 "Gone To The Wall" と #2 "At The Forge" が特にお気に入りですかね。 この2曲はそれなりに即効性もあったようで。 それにしても、Heikki Poyhia (Vo) はかな〜り上手いですし、演奏陣も押し並べて結構上手いと思います! 演奏陣が上手いか否かってあんまりよく分からないのですが(汗)、なんというか、紡ぎ出される一音一音に高揚させられるんです。 所謂メロディックスピードメタルを想像して聴くと肩透かしをくらいますが、メロスピ・メロパワの枠にとどまらず結構広い層のファンにアピールしうる内容だと思います。 若さに任せた観(私はそういうのが好きなんですが)が希薄で、そのかわりに既に素晴らしい貫禄を備えています。 本当に末恐ろしい逸材ではないかと。 余談ですが、私が初めて体験したメタルのライブは、TWILIGHTNING のライブでした。 2004年1月31日の HELLOWEEN の日本ツアー福岡公演のサポートとして演奏したときです。 そういった意味でも TWILIGHTNING は思い入れのあるバンドです。 |
2004/9/5 |